中学生の2割、援助交際肯定的

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2006年8月23日

八重山地区の中学生の約二割が援助交際を肯定的にとらえ、出会い系サイト利用経験のある高校生の約四割が「気を付けて利用すれば問題ない」と考えていることが、八重山保健所が行った二〇〇五年度「八重山地区における小・中・高校生の性に関する意識調査」で二十二日、分かった。調査にかかわった県立看護大の金城芳秀助教授は「情報社会の中で八重山だけの傾向ではない。貴重なデータ」と評価。学校や地域が連携し、性の問題に関する受け皿やアドバイス体制の整備の必要性を訴えた。

八重山では「十五の春の旅立ち」として中学卒業後に島を離れる子が多く「生徒の性に関する実態が分からない」との課題があった。〇四年十二月に同保健所が学校や地域のNPOらと連携し、石垣市、竹富町、与那国町の全小中高校生を対象に調査を実施した。

対象は三十四小学校の三―六年生、配布数二千六百四十四件、回収率91・9%。二十一中学校の全学年、配布数千九百七十七件、回収率83%。石垣市の県立高校の全学年、配布数千八百七十五件、回収率79・4%。

質問項目は「異性の友達がほしいか」「避妊の仕方・実行率」「性・セックスのイメージ」「アダルトビデオの影響」「性被害」など多岐。

中学生への「援助交際をどう思うか」の問いでは、男子三百八十三人(54・8%)、女子六百二十六人(71・8%)が「いけないこと」と回答。だが「本人の自由」「セックスしなければいい」「制服や下着を売っても構わない」など、男子約20%、女子約17%が肯定的だった。

出会い系サイトの利用経験のある高校生は男子五十二人(7・2%)、女子七十六人(10・5%)。そのうち「トラブルに巻き込まれた」は八人で6・3%。サイトの利用について「特に問題ない」6%、「気を付ければ問題ない」37・5%と、利用者の43・5%が肯定した。

「性に関する情報をどこで得るか」は、中高校生男女とも「ビデオや漫画、週刊誌」が多い。また中学生の男女15―16%が「膣外射精」を避妊法と考えているほか、小中高校の男女の二―三割が性被害を経験していた。

調査報告書では、援助交際を「特別なことではなく、物を手に入れるための手段ととらえる生徒もいる」と指摘。(1)個人差に合わせた工夫した性指導(2)早期から一貫した「性=生き方」教育(3)学校や家庭、地域や行政が連携した取り組み―の必要性を提言している。

金城助教授は「全生徒が対象となった貴重なデータ。情報がテレビやインターネットでどんどん入ってくる時代で、(離島という)地域性は関係ない。性という表に見えてこない問題を、きちんとケアできる受け皿づくりが重要」と話した。

これも全て個人主義の結果なのでしょうか?自分だけが大丈夫という事はないのですが。。。


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