出会いの用語辞典
ワンクリック詐欺とは?

>>出会いの用語辞典>>ワンクリック(ワンクリ)詐欺とは?

ワンクリック(ワンクリ)詐欺とは、アダルトサイトや出会い系サイト、迷惑メール等のリンクを1回クリックすると、「ご入会ありがとうございました。」等表示され、 ユーザーエージェントやIPアドレス等、さも個人を特定したかのような表示をして、 「○万円お支払い下さい」と出てくるインターネットの詐欺行為です。

よくよく利用規約を読んでみると、小さく「リンクをクリックしたら入会したものと判断します。」と書いてあったりします。 さらに「電子消費者契約法に基づいた契約」なので詐欺ではないとさえ明記してあるものもあります。 その殆どが法外な金額で期限内に支払わないとさらに高額な延滞料金を請求するとか、 法的処置を取るとさえ書いてあります。 アダルトサイトを閲覧していたことを家族や会社に知られたくないという心理を利用した巧妙な詐欺だと思います。

もちろんこれで契約が成立するはずもなく、 こちらの個人情報が特定されるはずもありません。 ただ、相手方も連絡をしてこない相手に連絡する事が出来ませんし、 そもそも誰がそういった手口に引っかかっているかも把握していないと思います。 恐らく口座に入金があったか確認しているのみではないでしょうか? (ただし、掲示板等によく書き込みをされる方はIPアドレス表示型の掲示板からメールアドレスを調べられる可能性があります。)

最近新手のワンクリック詐欺で ツークリック詐欺、スリークリック詐欺、フォークリック詐欺というものが出てきています。 手口は似たようなものですが、ワンクリック詐欺より多少法律を勉強していて、一見合法のようにも見えます。 ですが、METI/経済産業省の「電子消費者契約及び電子承諾通知に関する民法の特例に関する法律」という項目でこのように書かれています。

契約は当事者双方の意思が合致しないと成立しない。
規約等がわかりづらいところにありその規約等に記載された契約内容について確認できない場合、あるいは「ワンクリック」後でしか規約等が出てこない場合は、契約は成立しない。
電子消費者契約法による契約の無効
規約等がわかりやすいところにある場合でも、契約申込みに対する確認処置(契約内容確認のページ等[1])がないので、錯誤(操作ミス)による意思表示(契約申し込み)であったとして、契約の無効を主張できる。最近は分かりにくい「確認のダイアログ」を出して良心を煽るケースが多い。ツークリック詐欺においての規約の場合は、「ポップアップ(Yes/No形式のメッセージボックス)が表示されOKを押すと自動入会となる」とあるが「確認のダイアログ」程度では、スペースキーなどをうっかり押してしまった錯誤(操作ミス)によるYesの意思表示(契約申し込み)になる可能性が高いので、「確認処置」にはならない。むしろ、このような場合は規約が「このサイトはツークリック詐欺だ」と公言しているのと同じである。

また個人の特定については、 特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律の概要に明記されてあるように 相当な事由がない限り携帯電話会社やプロバイダは個人情報を開示しません。 ましてや詐欺まがいの行為をしている人間は情報を開示されることはあっても、 情報の開示を依頼する事は出来ないでしょう。

何かしらの形で相手にこちら側の連絡先を知られてしまいしつこくされた場合は、 国民生活センターへ連絡をした上で、 その旨を相手に伝えるのが最も有効です。



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